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sama

教育現場 モバイル型遠隔情報保障システム実証実験<5>

2009年07月10日

2009.7.3(金)
授業:坂本養川せぎの見学

今回の通訳は、事前にお母様が博物館に出向いて
資料を入手してくださったり、通訳担当者が教科書の内容を学習したりと、
事前準備は十分に出来ていたと思います。
博物館のかたも、ビデオの内容をDVDにダビングしてくださるなど、
快く資料を提供して下さったことは大変に有り難いことだと思いました。

ただ、何度も途切れる通信やバッテリーのトラブルにより、
事前準備も十分に活かされることなく、満足してもらえるような
情報保障が出来なかったことは、本当に残念でなりません。


今回は今までの屋外の通訳とは違い、移動距離が思っていたよりも長く、
しかも何度も移動を繰り返し、場所自体、電波の届きにくい
地域だったようなので、通信が途絶えたことは
仕方がなかったのではないかと思います。

また、事前に全箇所の通信状態を確認することは難しく、
サポート役の保護者が同じバスに同乗出来ない環境の中では、
トラブル発生時の迅速な対応にも限界がありました。
そのような状況の中で、お母様は可能な限りの努力を
して下さったわけですが、今回の通訳においては、
その負担が大き過ぎたのではないかと思われます。

今回の通訳の課題として、
1.ある程度通信が途絶えることを想定した上で、第二の通訳手段をどうするか。
2.iPhoneを持ち歩く環境で、外付けバッテリーの接続をいつ行うのか。
3.サポート役の保護者が同行する必要性と負担について、どのように考えるべきか。

主にこの三点ですが、永明小の場合は難聴学級の先生が
側にいてくださるので、先生のご理解とご協力を得ながら、
改善策をご相談できればと思います。


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