教育現場 モバイル型遠隔情報保障システム実証実験<33>

sama

2010年03月06日 14:55

2010.3.3 (水)
松本市内小学校 5年生 2名

1時間目 英語

今回は2クラス合同授業で、利用児童は2名でした。
英語ということで、グループ単位での活動も想定し、
2人のお子さんの周辺の声も拾えるように、
通訳者2名は現場で直に聞き取りながら、同時にWi-Fiで
表示させたiPhoneからも音声を取得できるように準備して
通訳を行いました。

iPhoneだけでは十分に音が拾えるか不安だったため、
急きょお子さん方にBluetoothマイクも装着していただきましたが、
残念なことに、グループ単位の活動になった時、それぞれの
お子さんの周辺の声は思っていたよりも聞き取ることが
できませんでした。

ただし、先生方3名の声は、通訳場所から遠くであっても、
イヤホンを通してかなり拾うことが出来ましたので、
現場で通訳する場合であっても、iPhoneを通話状態にして
音声を拾えるように準備しておくことは必要だと思われます。

また、今回は2箇所の別々の音を入力者が1人ずつ受け持って
表示させなければならなかったので、それぞれのお子さんにも
自分の周辺の音がわかるように、文字色を変えて対応しました。
それぞれの場所の音をあまり拾えなかったため、結果的には
色を変えたのは僅かでしたが、どこで話されていることなのか
区別させることはできたと思います。

ジャンプするなど、大きな動作を伴う授業だったためか、
iPhoneの表示が何度も切り替わったり止まったりしてしまいました。
一度はリセットが必要な状態にまでなったので、
このような場合にも備えて、対処方法を考えたいと思います。

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