岡谷市中学校百人一首カルタ大会

sama

2012年01月21日 21:52

2012.1.19
岡谷市の中学校にて百人一首カルタ大会が行われ、
現場にて情報保障を担当させていただきました。

今回は、昨年同様に読み札を先に見せていただいてから
読み上げていただく方法を取らせていただきましたが、
読み手のすぐ後ろに通訳席を設けたにも関わらず、
札の文字がよく見えなかったため、読み手の生徒さんに
通訳席の横に来ていただいて読む方法に切り替えました。

しかし、上の句を担当する通訳者にしか見えないこともあって、
最終的には利用生徒さんのお母様にサポートしていただいて、
通訳者2名の間に札を積んでおいて、入力が完了した
ところで読み手に1枚ずつ渡していただく方法となりました。

サポートされる方や読み手の方は大変だったかと思いますが、
お陰さまで通訳者は早めの表示にも対応することができ、
利用生徒さんも50枚ほど取ることができたとおっしゃっていました。
また、昨年まで使っていた百人一首の省入力データが活用
できたことも、素早い入力の助けになりました。

先生方や読み手の生徒さん、利用生徒さんの親御さんの
ご協力がなければ、かなり困難な情報保障になっていたのでは
ないかと思います。
改めて情報保障への理解の大切さを感じる通訳となりました。

利用生徒さんからの感想です。

『始め少しだけ、遅れて短歌が出てきましたが、
すぐ順調に画面に送られてきました。
3回戦で50枚くらい取ることができ、とても楽しめました。
隣に座っているクラスメートも、iPhoneの画面を見て、
自分の取った札が合っているかを確認していました。
校長先生のお話は、いつもはFMマイクで聞いていますが、
それよりも良く分かりました。
通訳の皆さん、ありがとうございました。』


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