教育現場 モバイル型遠隔情報保障システム実証実験<15>
2009年10月20日
sama at 04:26 | Comments(0) | モバイル型遠隔実験 教育現場
10月15日
松本市内小学校 5年生
2校時 防犯訓練
ソフトバンクのコネクトカードを用い、遠隔通訳を行いました。
防犯訓練ということで、移動が多かったためか、
途中通信が途絶えてしまうことがありましたが、
利用児童さんのお母様が現地にてサポートしてくださり、
無事通訳をすることが出来ました。
~母の感想~
初めて野外活動に要約筆記を遠隔にて入れていただきました。
全校移動のため本人を見失い、また、マイクを持った先生と
本人が離れてしまい、通信が途切れてしまうというトラブルもありました。
私の不慣れさと不手際からバタバタさせてしまい、
通訳してくださる皆さまにも大変ご迷惑をおかけいたしました。
そんな中、本人はとても落ち着いていて、自分のできることをし、
私に合図を送ってくれました。
これは、本人が情報を欲し、行動したことでもあると思います。
こういう姿を見れたことはとてもうれしいことです。
普段こういった訓練の際、その場で訓練をうけ、指導があるわけですが、
いつも情報が足りなくなってしまうのが現実です。
だからこそ、今回の要約筆記体験によって、
本人がこれまで不足していた情報がはいるのは、
大きな前進になると期待しています。
~本人の感想~
警察の人のや校長先生のお話がわかってうれしかったです。
いつもは聞こえないけど聞いているふりをして大変でした。
今日は時間があっという間で、うれしかったです。
校長先生のお話を聞く時は、字がたくさん出たほうがいいです。
でも、教室で勉強する時は、短いほうがいいと思いました。
~本人が担任の先生に向けて書いた生活記録~
先生へ
要約筆記のとき、よく「そればかり見ないで」
って言いますよね?
その言葉ですごく悲しくなりました。
私は、友達の顔を見ても、よく聞いても、よくわからないから
要約筆記の画面を見てしまいます。
先生の言っていることや、みんなの言っていることを
よく知りたいから画面を見ているんです。
先生は聞こえている人の気持ちはわかるけど、
聞こえない人の気持ちはわかっていません!
聞こえない人の気持ちをわかってください!
私も気持もわかってください!
他のみんなにしているのと同じように
私のこともあたたかく見守ってください。
もう「そればかり見ないで!」と言わないでください!
お願いします。
これは娘の心の【叫び】であり、
すべての難聴児の【叫び】でもあると思います。
この思いを学校に伝えられたこたはとても大きなことです。
私達難聴児の親は、この心の声にしっかり向き合い、
この子達たちをとりまく環境の整備・調整を
していかなくてはなりません。
それと同時に、家庭内での情報の保障がきちんと
なされているのかどうか、自分を振り返るいい機会となり、
これからの日々の生活に活かしていきたいと思いました。
ありがとうございました。
松本市内小学校 5年生
2校時 防犯訓練
ソフトバンクのコネクトカードを用い、遠隔通訳を行いました。
防犯訓練ということで、移動が多かったためか、
途中通信が途絶えてしまうことがありましたが、
利用児童さんのお母様が現地にてサポートしてくださり、
無事通訳をすることが出来ました。
~母の感想~
初めて野外活動に要約筆記を遠隔にて入れていただきました。
全校移動のため本人を見失い、また、マイクを持った先生と
本人が離れてしまい、通信が途切れてしまうというトラブルもありました。
私の不慣れさと不手際からバタバタさせてしまい、
通訳してくださる皆さまにも大変ご迷惑をおかけいたしました。
そんな中、本人はとても落ち着いていて、自分のできることをし、
私に合図を送ってくれました。
これは、本人が情報を欲し、行動したことでもあると思います。
こういう姿を見れたことはとてもうれしいことです。
普段こういった訓練の際、その場で訓練をうけ、指導があるわけですが、
いつも情報が足りなくなってしまうのが現実です。
だからこそ、今回の要約筆記体験によって、
本人がこれまで不足していた情報がはいるのは、
大きな前進になると期待しています。
~本人の感想~
警察の人のや校長先生のお話がわかってうれしかったです。
いつもは聞こえないけど聞いているふりをして大変でした。
今日は時間があっという間で、うれしかったです。
校長先生のお話を聞く時は、字がたくさん出たほうがいいです。
でも、教室で勉強する時は、短いほうがいいと思いました。
~本人が担任の先生に向けて書いた生活記録~
先生へ
要約筆記のとき、よく「そればかり見ないで」
って言いますよね?
その言葉ですごく悲しくなりました。
私は、友達の顔を見ても、よく聞いても、よくわからないから
要約筆記の画面を見てしまいます。
先生の言っていることや、みんなの言っていることを
よく知りたいから画面を見ているんです。
先生は聞こえている人の気持ちはわかるけど、
聞こえない人の気持ちはわかっていません!
聞こえない人の気持ちをわかってください!
私も気持もわかってください!
他のみんなにしているのと同じように
私のこともあたたかく見守ってください。
もう「そればかり見ないで!」と言わないでください!
お願いします。
これは娘の心の【叫び】であり、
すべての難聴児の【叫び】でもあると思います。
この思いを学校に伝えられたこたはとても大きなことです。
私達難聴児の親は、この心の声にしっかり向き合い、
この子達たちをとりまく環境の整備・調整を
していかなくてはなりません。
それと同時に、家庭内での情報の保障がきちんと
なされているのかどうか、自分を振り返るいい機会となり、
これからの日々の生活に活かしていきたいと思いました。
ありがとうございました。
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